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頭部瑶動装置

頭部瑶動装置とは、移動感覚呈示装置の一種で頭部を水平方向に動かすことで耳の奥にある前庭器官に加速度を与え、物理的な移動を伴わずにあたかも移動しているかのような感覚を呈示する装置のことである。

 人が移動していることを認識するためには、視覚情報以外に移動に伴って前庭器官に発生する加速度情報や、体性感覚などが必要とされています。前庭器官に加速度を呈示する方法としては、アミューズメント施設などで見られるモーションベースを用いた呈示方法が大半であるが、モーションベースは装置が大きく大変高価であること、またVR酔い(乗り物酔いに似た症状)が発症するといった問題がある。そこで本研究では頭部を水平面内で動かすことで前庭器官に加速度を呈示し、その効果や影響について研究している。
今回製作した装置の大きさは縦1m×横0.7m×高さ2mである。この装置は座位、立位の兼用ができるよう設計した。高さ160cmの位置に頭にかぶるヘッドギアがあり、このヘッドギアに取り付けたワイヤを後ろのモータの軸に巻きつけ、ヘッドギアの反対側で固定している。この方式をとることでモータを正転反転させるだけで頭部を左右に動かすことを可能にしている。

 頭部動揺装置では、視覚情報のほかに前庭感覚、体性感覚を呈示することが可能であるため高い臨場感をあたえられること。さらには、VR酔いが外部環境を伝える情報器官(前庭、視覚、体性感覚など)からの入力と、過去の経験の記憶パターンが一致しないことによる中枢性の混乱により発症すると考えられているため、この記憶パターンと入力との差をこの装置で補うことでVR酔いを軽減できないかと期待している。